熱帯多雨林に分布していて、グネモンノキとも呼ばれます。 これは鉢植えですが、自生地では、かなり大きな木になります。 植物を前にして、これは草か木か・・・という分類をすることがあります。他に、「被子植物」か 「裸子植物」か、という分類もします。 この木は雌雄異株で、裸子植物の仲間です。 裸子植物といえば、イチョウとかマツ・ソテツなどが挙げられ、どちらかといえば、寒い地域の針葉樹などに多いのですが、このグネモンノキ は、熱帯にあり、ごく普通の葉の木という感じです。 裸子植物の多くは「風媒花」なのですが、 この木は、メイガやシャクガの仲間による 「虫媒花」です。 シンガポール植物園で見た大木には、赤い実がついていました。健康食品に使われているのですね。 若葉と若い花序は、野菜としてスープに入れたり、澱粉質の種子を潰して伸ばし、油で揚げて、グネツム煎餅として食べるそうです。(ガイド仲間がどこかから調達してきて、ガイドステーションで展示) 次の写真3枚は、 以前の鉢植えからハワイアンハウスに移植されていたこの木に、2016年3月、初めて、花芽がついた貴重なものです。 クローズアップで写してあるので、花の付き方はよくわかります。でも、2018年1月、物差しを添えてみました。なんて小さいんでしょうね。 私のような素人には、雄花だか雌花だかはっきりしませんが、植物の本などでは、雌雄異株、つまり。雄木と雌木に、別れるようです。 ところが・・・です。2017年12月、なんと、赤い実がついたのです。一株しかないのにです。 最後の写真が、果実です。(ちょっと高い位置にあって、ガイド仲間の淳二さんに、シャッターを押してもらいました) そして、2023年秋、果実を大きく撮れました。あと二個、あかくなりそうですね。
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