写真を撮りながら、何か違和感を覚え、それでも、クモの足のような根の張り方に目を奪われて、そのまま帰路につきました。 皆様は、もうお気づきでしょうか。そうです。葉がありません。無葉蘭の仲間だったのです。 無葉蘭とは、暖地の林内に生えるラン科の多年草で、葉が退化して鱗片(りんぺん)状になり、 地下の細長い根茎から地上茎が1〜3本出るというランです。地方名をつけて、○○無葉蘭、という言い方をし、初夏、茎の先に香りのある白い花を数個つけるものです。 なるほど、ヘゴ板に取り付けられたのは、根っこだけ。それでも、二種類の色の花はきれいに咲いていました。1センチ程の小さな花です。 |