派手な花を咲かせるわけではなく、勿論いい香りもせず、地味な植物で、通りがかる殆どの人に無視されている、かわいそうな植物です。 でも本当は、とても興味深い植物なのです。 10センチ弱の長さの葉と、赤い矢印の先の長さ1〜2センチ・巾2〜3ミリの葉が2枚の3出複葉で構成されているマイハギ、 マイは舞いで、小さいほうの葉っぱが、くるくる動くことから名づけられました。 5秒から10秒で角度を変えています。葉軸が柔軟に回転しているようです。 葉がなぜ舞うのか・・・。 理由は、解明されていませんが、どういう条件のとき舞うか、は、少し分かっています。 自然の状態で、強い日差しと30度前後の温度、これだけでも、舞うような葉の上下運動が目撃され ていますが、人為的に、女性や子供の甲高い声を聞かせたり、現代版では、ケータイの着信音などでも、反 応するようです。 夏は、元気いっぱい、暑くて誰もいないサンギャラリーで、一人、くるくると葉を動かしています。 秋に咲く花は、ごく地味な小さなもので、観賞価値はありません。 結実率は、かなり高いようで、さやがいっぱいぶらさがります。 夜は、動く小さな葉っぱ以外は、葉を下にたたんでしまいます。 画像からだけでは、どんな風に動くのか、ちょっと理解に苦しみますよね。 動く「マイハギ」、製作者の了解を得て、リンクさせていただきました。 |