チリの国花になっている花です。 その色と花弁のしっかりした感じから、日本のツバキをイメージしたのかもしれませんが、ツバキではなく、 ラパゲリア科(以前は、ユリ科)の植物です。 つる性の植物で、長い葉の間から、ちらちらと8センチぐらいの筒状に伸びた赤い花がぶら下がっています。 外側は無地ですが中は、白い点々がいっぱい散らばっています。よく見れば、 以前、分類されていた、ユリの花と同じ構造を持っているようです。 花の奥の方にある黒いものは何でしょう?花びらの隙間ではなく、花弁の付け根部分に 黒い模様があるのです。 虫に対するおとり作戦のように見えます。実際、奥の方には蜜がいっぱい存在します。 葉は、革質です。 チリでは「コピウエ」と呼ばれ、つる性を利用して、棚作りで楽しんでいるようです。 |