ひところ、「ホンコンカポック」という名前で流通しましたが、最近は、本当の名前が行き渡ってきたようです。 シェフレラの和名は、葉が生い茂り屋根のようになることから、ヤドリフカノキと言いますが、あまり使われていません。 かなり強健な樹種で、寒さにも耐えます。 観葉植物として売られていますが、株が充実すると、上のような花が咲きます。花弁はすぐに落ちてしまって、花盤とオシベが残っています。地味ですね。 この花を見て思い浮かんだのは、夏の雑草地に見られる「ヤブカラシ」でしたが、 残念ながら科が違いましたね。 もしポリネータ―が居れば、オレンジ色の果実がつくはずですが、温室内では無理のようです。 私たちに一番身近なウコギ科の植物は、ヤツデじゃないでしょうか。 一つ一つは同じような花をつけます。 |
上記記事を記載してから数年後、温室育ちではない、街中に植栽された、3メートルぐらいのシェフレラに、見事な実がなっているのを見つけました。2015年の7月のことです。 あの地味な花からは、想像もできないような、オレンジ色の果実は、遠目からも目立つ存在でした。 |