普段見慣れている花とは。ちょっと趣きが違いますね。
茎を長く伸ばした先に、ひげを交えた花を放射状につけています。
この糸状のものは、不稔の花柄が伸びたもの、という説明がついています。
本来、この先にも花がつくはずだった・・ということでしょうか。
この「不稔の花柄」というヒゲ、タシロイモの仲間に多いのですね。
この部屋の隅っこには、やはり、ヒゲがいっぱいの
「タッカ・シャントリエリ」もあります。 では、「タシロイモ」とはどんな植物なのでしょうか。 東インドからアフリカ南部・オーストラリア・台湾などに分布していて、羽状に切れ込みの入った葉を持って、60センチほどになる植物で、 その塊茎に含まれるデンプンを食用にするようです。 花は同じように放射状に奇妙な花をつけますが、葉の雰囲気が、温室植栽のタッカとは、まったく違います。 タシロイモの画像が入手できましたので、ご紹介しましょう。 提供者は、武田和男氏、現在、ハワイ・マウイ島で「エンチャンティング・フローラルガーデン」オーナーとしてご活躍です。 ハワイ魅惑の花図鑑など植物に関する著書多数。また、日本在住中に品種を確立させた、ペチュニアのレッドピコティシリーズは、もしかしたら、 皆様のガーデニングのお仲間になっているかもしれません。 「タシロイモ」 (タッカ・レオントペタロイデス)Tacca leontopetaloides は、こんな花です。
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