「トラフバショウ」
(ムサ・アクミナタ ’スマトラナ)
-Musa acuminata ssp.sumatrana-


バショウ科・ムサ属

東南アジア原産。
    栽培用果物バナナの原種となった、タイワンバナナの野生系統の亜種とされています。
葉に、淡褐色の条斑が、散在するところから、トラフの名前がついています。
長い花柄の先に紫色の苞に包まれた花が隠れています。めくれ上がった苞の間には細長い筒型の 花が並んでいますが、夜間に咲いて、日中になると、下にばらばらと落ちてしまいます。
3枚目の画像は、2017年8月の状態、カメラマンのあさやんさんから、いただきました。

苞に包まれた花は、花柄を中心に反対側に交互についていることが、落ちた花柄を見ると理解できます。 実もまた、交互について、光の授受がうまく行くように配列されているのですね。クリックして確かめてください。    
  

(名古屋市立東山植物園・水生植物室 ) 

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