近年、園芸店で出回っているものは、殆どが、
「ニオイバンマツリ」です。サンギャラリー・中南米室入り口付近で、バンマツリと隣り合って植栽されていますが、花期も殆ど同じ5月ごろからですし、
花の色も、どちらも、花の咲き始めは濃い紫、だんだん薄くなって、白くなったら散り始め、と、双方とも全体像は同じです。 花の大きさは、温室内で見る限りは、バンマツリは2センチほど、ニオイバンマツリは、3センチ以上に見えます。 いろいろ資料をあたってみるのですが、なかなか、見分け方に言及したものに出会えません。 学名から読み取ると、バンマツリの uniflora は、1花のという意味です。花は、沢山咲きますが、2番目の写真のように、短枝の先にそれぞれ1花、 という意味かな・・と思ったりします。これは、こんなサイトが分かりやすいかと思います。 http://commons.wikimedia.org/wiki/File:Brunfelsia_uniflora_Pohl1.png これに対して、学名 ausutraris 、南方のという意味のニオイバンマツリの方は、複数のツボミから開花しているのを見ることが出来ます。花のサイズも ausutraris の方が、一回り大きいという気がします。 名前に○○マツリとあると、末莉花・ジァスミンの仲間のように思いますが、 イソマツ科に「ルリマツリ」があったり、この花のようにナス科のものもあります。 |