周年、黄色いラッパ型の花を咲かせていますが、時に盛大に花をつけることがあります。 果実は、ウニのように、角がいっぱいの面白い形です。 あるとき、お客様の一人から、この花には、シベというものがあるのでしょうか・・というご質問を受けました。 顕花植物(=種子植物)は、メシベオシベがなくては次世代を残すことが出来ません。 人の目に触れなくても、虫にさえアピールできればいいわけで、花の奥の奥に、ささやかなシベが存在しています。これは、終わりかけた花を開いてみたところです。 ルーペを必要とするほんの数ミリのしべ、綿毛のクッションのようなものがオシベと花被の間にあります。中心へ導く赤いラインもあって、虫を誘っています。 このように、外からシベを確認できない花は、他にも、ハワイアン室の「インドソケイ」や、 外で栽培される「アッツザクラ」などもあります。 2019年の秋、完熟して裂開した果実の中を見るチャンスがありました。 上の写真では、みずみずしい棘も、カリカリに乾いて細くなり、何処にでも引っかかってしまう感じです。中には薄っぺらい果実が、6個入ってました。 |