「テキラリュウゼツ」(アガベ・テキラーナ)
-Agave tequilana-


リュウゼツラン科・アガベ属

メキシコ原産
テキーラという強いお酒があるのをご存知ですか?
名前は知ってるけど、原料は何? という方多いのではないでしょうか。

リュウゼツランの仲間には、お酒の原料になるものが多いのです。たとえば、アオノリュウゼツランからは、プルケ酒が作られます。
花茎を伸ばし始める一番元気な状態の時、その茎を切ると、樹液があふれ出てきます。暑い土地柄、その樹液は、発酵して、お酒に変わるのですね。
   この大きなテキラリュウゼツから作られたのが、デキーラというお酒です。

お酒が出来たきっかけについて、フレッシュペディアに、こんな説がありました。
スペインによるメキシコ統治時代、ハリスコ州の西方に位置するシエラマドレ山脈で山火事があり、その焼け跡から良い匂いを発し甘い樹液を出す、 焦げたリュウゼツランが発見され、人々がこれを元に加工、完成したのがテキーラの原型であった。 この蒸留酒の蒸留工場が置かれた村がテキーラであり、それがそのまま酒の名前となった。

一枚目の画像の、左手に見えている花は、 「ジャカランダ」の花です。

(名古屋市立東山植物園・中南米産植物温室)

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